田植え

千楽の会

待ちに待った田植えの日となりました。
ところは越後、渋海川の支流にある「勝保地区」という里山です。

この谷の棚田は中越地震で一度壊滅してしまいました。
（まだ所々、土の山肌が露わになっています）

４年前に再生されたこの田んぼに毎年田植えに来ます。
田んぼの中にぽつんと生えている木々の群落。

これは群落ごと、山の上から滑り落ちてきたのです。
（地震の後の積雪時に土砂崩れが起きて、偶然ここに根付いたのです）

土砂を取り除き、田んぼは再生されましたが、この群落は残すことになりました。
「奇跡の木」と呼んでいます。

そう、この奇跡の木が見下ろす完全無農薬の田んぼでぼくたちは田植えをするのです。
もちろん手で植えるのですが、たった一反ほどの田んぼに３０人以上がとりかかると、
１時間もかかりません。
ヒルやヌカカなどのお邪魔虫たちもいますが、そんなことは気にしません。

苗といっしょに手を泥の中に突っ込む度に、身体から都会の毒が抜けていくようです。

田んぼの周りには色々な生き物がいます。
コオロギの仲間かな？

トノサマガエル。

巨大なケムシも。

カワトンボ。これははじめて見ました。

そして今回のフォトジェニックは

ウスバシロチョウ。　なんとか撮ることができました。

他にもイシガメやアオガエルやアメンボなど、自然の命に溢れています。
花もたくさん咲いていました。

これはタニウツギ。

里山で命の洗濯をしたら、泥を落として、温泉で身体の洗濯(^^)

この後のお酒のおいしかったことは説明不要でしょう（笑）

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